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腰痛や背中痛に優しいマットレスと布団の選び方

腰痛や背中痛に優しいマットレスや寝具の選び方人間は布団の上で人生の3分の1もの長い時間を過ごします。寝具選びは妥協しないほうが良いと言われるのはそのため。どのように眠るかで腰や背中の状態には大きな違いが生まれるんです。

自然に立っている時の姿勢で眠る

背骨のS字ラインを保つ腰や背中に負担のかからない寝姿勢は、リラックスしてまっすぐ立っている時の背骨のS字ラインを保つことが大切。仰向け、うつ伏せ、横向きで言えば、仰向けが理想です。

腰痛が気になると低反発の柔らかいマットレスや敷布団を選びがちですが、柔らかすぎると、体の中で最も重い腰やお尻まわりが沈み込んでしまいます。これでは背骨のS字がキープできず、くの字に歪んでしまい、かえって腰に負担がかかります。

また、いつも同じ場所に負荷が集中すると、その部位の血行が悪くなって痛みや痺れを引き起こしますが、それを防ぐには自然な寝返りが大事。人は寝ている間に大小の寝返りを20回~30回すると言われています。

でも、柔らかい寝具の場合、体が沈み込んでいるために動きが取りにくく、寝返りの回数が極端に減ってしまうデメリットもあります。

では逆に硬ければいいかと言うと、そんなこともありません。硬すぎると、腰や肩などの突き出た部分に負荷が集中して血行が悪くなるため、やっぱり腰痛や肩痛の原因になります。加えて、その圧迫を逃れるために必要のない寝返りが多くなり、深い眠りが妨げられてしまうんですね。

腰痛に優しい寝具とは?

というわけで、腰痛に優しい寝具とは柔らかすぎず硬すぎないマットレスや敷布団なんです。特に「高反発」「体圧分散」という2つのキーワードは重要です。

高反発

高反発のマットレスや敷布団の場合、少ない力で寝返りをうちやすくなります。筋力の落ちたお年寄りの方にもおすすめ。自然な寝返りが促進されるので、筋肉もほぐれてリラックス状態で眠ることができます。

体圧分散

体圧分散に優れたマットレスや敷布団を使うと、腰・お尻回りや肩などの突き出た部分だけではなく、その他の部位にも均等な圧力がかかります。腰や肩の筋肉に負担をかけず、ゆっくり休ませることができるんですね。

低反発の寝具は柔らかく、身体への当たりが優しいので腰痛対策に向いていると思いがちですが、実は逆。腰痛や背中痛でお悩みの方は程良い硬さのある高反発のマットレスや敷布団を選ぶのが正解なんです。
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