寝起きに背中が痛い原因と対策

朝起きると背中が痛い朝起きると背中が痛い…。とても辛い悩みですが、原因を特定して対策しない限り、いつまでもこの痛みから逃れることはできません。

まず、背中の筋肉には頭から両肩、両腕とをつなぐ重要な役割があるため、特に大きな負担が掛かります。また、複雑に動く背骨を支えるため、毎日酷使されています。

日中同じ姿勢が長時間続く

同じ姿勢が長時間続く事務仕事やパソコンを使った仕事に従事している方は、背中の痛みを感じやすい状況にあります。猫背のような背骨の歪みは、痛みを更に悪化させてしまうのです。

内臓に疾患がある

内臓疾患が背中の痛みに現れているケースもあります。内臓そのものには神経が通っていないので痛みを自覚できませんが、それが近くの筋肉に伝わって痛みを感じることがあるのです。寝起きは内臓も休憩中なので、特に痛みを強く感じやすい状況にあります。

筋肉の痛みと区別がつかないため、マッサージやストレッチに固執していると治療が遅れてしまうこともあるので注意ですね。

寝方に問題がある

日中は平気なのに寝起き限定で背中が痛いというケースは、寝方に問題があることが多いですね。背中に負担のかからない理想的な睡眠方法は、あお向けで背骨の自然なS字ラインを保つこと。そして、特定の場所に負荷がかからないよう適度に寝返りを打つことです。

寝返りが打てないのは日中極端に疲れている、背骨がゆがんでいる、無理な姿勢で寝ているなどの理由もありますが、敷布団や枕が合っていないケースも多いもの。

体が沈み込むような低反発の敷布団や枕は気持ちが良いものですが、実は寝返りしにくく背中に負担がかかります。この場合、マットレスや布団などの寝具を入れ替えて根本的に睡眠の取り方を見直す必要があります。

寝起きの背中の痛みにはストレッチ、ツボ押し、寝方の見直しなどの対策が効果的ですが、いっこうに痛みが改善しない場合には内臓疾患の可能性もあります。放置せずに早めにお医者さんに相談して原因を特定し、的確な対策を講じることが大切ですよ。