１人で押せる！腰痛にきくツボ
腰の痛みはとてもしつこく、なかなか解消されないものですが、ツボを上手に刺激すると痛みを軽減できます。特に自分で押せるツボを知っていると、仕事の合間のちょっとした時間など、いつでも腰痛を解消できるので便利ですね。
１人で押せる３つのツボ
そもそもツボとは東洋医学にある考え方であり、長年の研究で培われた技術。腰痛に効くツボといっても腰回りだけでなく手や足などにもあります。一見関係なさそうに思える場所でも、脊髄等を通じて腰を刺激することが可能なんです。
- 腰腿点（やおとえてん）
手の甲には、親指を除く4本の指がきれいに整列していますが、そのうちの人差し指と中指の付け根と、薬指と小指の付け根の二箇所が、腰腿点と呼ばれるツボです。その二点を反対側の指でつまみ、手の先側へ押し出すように揉みます。同じ場所を2分程度刺激を続けることで、効果が現れます。
- 崑崙（こんろん）
外側のくるぶしとアキレス腱のちょうど中間あたりが崑崙のツボであり、これも１人で刺激することが可能です。腰痛への効果に加えて、体内の血の通いや、鼻水、鼻づまり改善、足やふくらはぎのむくみ、疲れ解消にも効果がある万能のツボです。ただし、腰痛があると、このツボ付近が腫れていることもあるため、あまり強く刺激しないよう注意しましょう。
- 中封（ちゅうほう）
そして内くるぶしの前側にある、足首を動かすとくぼんだりする部分が中封と呼ばれるツボです。特にぎっくり腰に効果のあるツボといわれていますが、神経痛や胃酸過多、生理痛にも効果があります。
腰の痛みがあると、つい腰の筋肉を押したくなりますが、無理に押すことで、かえって筋肉を硬くしてしまうことがあります。ここで紹介した１人で押せるツボの刺激に加えて、腰痛対策のストレッチも併用するとより効果的。腰痛は放っておくと悪化し続けるため、日頃からツボを刺激して予防しておくことをオススメします。
